WHOシニアのランlife

少なくとも 最後まで 歩かない

リディアードを実践検証する <2024年度練習方針>

2024年度のスタートに当たって、今年は11月のフルマラソンを目標に、新たな練習方法にチャレンジします。

具体的には書籍「リディアードのランニング・トレーニング」(橋爪伸也 著)の完コピチャレンジ。自分をモルモット化してリディアードピラミッドの練習を実践したら、身体(ポテンシャル)はどのように変化し、マラソンならどのような成果(記録)が出るのか検証してみます。

今さらリディアードなの?って思うくらい、ある程度真面目に計画的な練習をされている方なら、リディアードの名は有名すぎますよね。私も走り始めて間もなく5年くらいコーチングを受けたeA(イーアスリーツ)の練習方針はリディアード法に沿ったものでした。ただ、その時はリディアードの考えや根拠みたいなことを理解はしていませんでした。

一人で練習することが多い私がバイブルとしてきた著書は「アドバンスト・マラソンレーニング」(ピート・フィッツインジャー、スコットダグラス 共著)です。

アドバンストでは、先ず走ることを生理学的にとらえ、必要な栄養素等も踏まえながらトレーニング種類別に期待される効果を理解した上でのトレーニング方法。そして最後に、レースまで18週間の毎日の詳細(走る距離数.設定ペース他)なトレーニングメニューを週間距離(88~137㎞)別に示されています。

ただ、残念なことに、私はそのメニューに何回もチャレンジしましたが完遂できず、結果、思うような記録も生まれませんでした。

還暦を過ぎコロナ禍でレースが無くなり自分のポテンシャルがよくわからない中で、興味本位の練習を試した挙句に初めての故障を抱えてしまって。そんな時に、時間つぶしに書店に立ち寄り手にとったのがリディアードでした。

リディアードもアドバンストも基本的な考え方は共通していて、リディアードの方が有酸素トレーニングをより重要(週100マイル走れ!が独り歩きしてるけど)にしている。私のようなシニアランナーにとって、ゼーハーと追い込む高負荷のトレーニングは心疾患や故障を招くリスクが高くなりますが、この有酸素トレーニングは、低負荷でも反復継続することで無理なくポテンシャルを高められる実効性あるトレーニングだと思っています。

またメニュー設定もリディアードは1週間のパターンは示すものの、日々の具体的メニューは自分自身で考えるようになっています。

 

リディアードの期別(ピラミッド)メニューは目標レースから逆算します。

Ⅰ レースまでの1~2週間を最終調整(テーパー)

Ⅱ その3~4週間前をコーディネーション

Ⅲ その4~5週間前を無酸素能力発達のトレーニング(インターバル等)

Ⅳ その4~6週間前をスピードの下準備としてのヒル・トレーニン

Ⅴ それまでの残りの5~10週間を有酸素能力発達の走り込み

 

私のピラミッドメニューです。

先ずは目標レースは11月第3週の「大田原」か「つくば」に想定して、逆ピラミッドで期別メニューを設定します。

Ⅰ 4月第1~7月第1週<14週間>

◯有酸素トレーニン

Ⅱ 7月第2~8月第2週<6週間>

ヒル・トレーニン

Ⅲ 8月第3~9月第4週<6週間> 

◯無酸素能力発達トレーニン

Ⅳ 10月第1~10月第3週<4週間> 

◯コーディネーション

Ⅴ 10月第4~11月第1週<2週間> 

◯最終調整(テーパー)

始めの有酸素トレーニングにサンプルより約1か月多くかけるのは、3月ほとんど走っていなくて急に走行距離を伸ばしてのリスクを回避したいから。また、予備に2週間とって、途中で体調不良やイベント等が有った時の余裕を持たせました。総じて34週間のチャレンジです。

 

さあ、これからは実践あるのみ。こうしてブログに宣言したのも、逃げ道を閉ざすためでもありますから。