WHOシニアのランlife

少なくとも 最後まで 歩かない

2024 榛名湖マラソン備忘録

2024.9.29 榛名湖マラソン完走

3時間45分19秒(N)

年代別11位/135人中

榛名湖走るって言うと、「え、あの激坂の?」「シーズン初っ端からキツくない?」etcと練習仲間からのこだまが聞こえてくる。

でも、好きなんだよなあ、榛名湖。

例年9月の最終週に開催される日本一標高の高い公認フルマラソン

記録は全く狙えず、夏の走り込みのロング走として走る人も多い。

1周8㎞を5周回するので、自分も意識して4周回(34㎞)で止めたこともある。

だからか、今年から、完走しなくても周回ラップの記録証を発行とランナー視点に応じた対応もされた。

メンタル的に周回コースの良い所は、距離の壁を感じないこと。一般のコースなら、ハーフ通過とか、30、35kmの通過タイムや壁を意識してしまうけど、周回コースにそれは無い。有るのは後何周とか後何回この坂を上れば終わりとかだから、いつの間にか壁を通過しているので、自分は走りやすく感じる。

榛名湖の好きなところは、公認大会なのにコスパ(参加費6千円、参加賞1千円金券)が良いから。

というよりも

高崎市の心意気がアツい

2021年、コロナ禍で各大会がエントリーを受けながら直前中止が続いていた時に、榛名湖は開催された。スタートする時に高崎市長が「いろいろ言われるけど、自分はやる。今日はランナーよりボランティアの方が多い。」のあいさつに心打たれた。

元々定員2千人と少ないのに参加者は200人位だったから、思わぬ入賞(6位)。

コロナ対策で表彰式は開催されなかったので、だいぶ遅い時間になって大会本部に出向いたら、雨の中忙しく片づけをしていたボランティアの方達が手を休めて、賞状を読み上げ拍手をして、

自分だけの表彰式をしてくれた。

そんな心熱くなることされたら、

涙腺が緩むよ!

榛名湖マラソン キツイけど 大好き

 

なので、備忘録を残しておく。

【 会場入り 】 〜高崎に前泊〜

上野始発の新幹線を利用すれば日帰り参加も可能だけど、大会シャトルバスで高崎駅から会場まで約1時間かかるので、到着はスタート1時間前と忙しい。

なので、いつも高崎に前泊。急ぐ必要もないから、新幹線代を宿泊費に回せば負担はさほど大きくないので。

【 宿 泊 先 】

ホテルは常宿の「ホテル1ー2ー3高崎」。シャトルバスが発着する高崎駅東口のコンコースを降りて直ぐに位置して至便。

16時過ぎにチェックインすると、ミネラルウオーターを差し出された。先に並んでチェックインした人達には無かったので、VIP待遇? 5月に楽天の早割で安く予約したのに。理由は聞かなかったけど、もう何回も利用しているからかな。

このホテル、いわゆるビジネスだけど機能的に不満は無い。フリードリングや自由に持ち出せるアメニティーも多く、大浴場もある。勝手に付いている朝食もあるけど、6時半からなので今まで利用したことはない。

【買い出し】

荷物を置いたら早々に、高崎駅ビルのモントレーへ買い出しと夕飯の下見。

いつもはコンビニで朝食とか用意するけど、駅ビルの中にマツキヨとスーパーがある。今年は走った後の昼食も用意するはめになってしまい、安く購入できたのは助かった。

いつもなら、昼食は参加賞の金券を使って会場で済ませるのに・・・

なんと、その参加賞を忘れて来てしまった。事前に郵送されてきた封筒ごと持てば良かったのに、パンフの必要なところは写メしたし、チラシは不要だからと、ゼッケンとチップだけ持って出てしまった。たぶん、チラシに挟まれていた参加賞に気が付かなかった。

買い出しの後は、エスカレーターで上階のレストランフロアへ。

下見する前は、定番の「登利平」の鳥めしでほぼ決めていたけど、グルっと歩いたら、一番寂れた雰囲気の「華龍飯店」前に立ち止まった。ボリュームがあり元気の素が多そうな麺+飯セットに目(腹)が移った。

【 トイレロス対策 】

5時半ころになって、少し早いけど夕飯済ませようかなと思ったら、気が付いた。

下剤飲まなきゃ

と、ホテルに戻る。

フルを走る時のトイレ(大)ロスは、自分にとっていつも大きな課題。

50歳の頃に騙されて痛くもないのに痔瘻の手術をされてから、便通を感じると我慢が出来ない。走る前に済ませていても、2~3㎞位走ると、あっと感じてトイレに駆け込むことが多い。

なので、フルの前日に下剤を飲んで当日の朝には、出し切っておくようにしている。

使っている下剤は非刺激性の「酸化マグネシウムE便秘薬」。便秘薬って人それぞれ相性があるみたいだけど、毎日お通じのある自分の場合、食前に4錠(この薬の服用範囲3~6錠)を服用すると10~12時間後位に便通がある。1度で済む時もあるけど、2度あれば完了。

今回は5時半頃に服用して、予想どおり11時間後の朝5時前に便通があった。今回は会場入りしてから500m位ジョグした7時半頃の便通を最後に、レース中はトイレロス無しだった。

【 夕 食 】

夕食は華龍飯店で、担々麺とレバ五目飯セット(税込み980円)

店構えからの予想は裏切られ、普通に美味しく完食。

 

〇身だしなみと持ち物

ホテルに戻ったら、大浴場へ。

部屋に備えてある部屋着とスリッパで行ける。自分はスリッパだけ利用した。

入口には、多種多様なシャンプー類があってフリーに使える。

部屋に戻ったら、レースを走る身だしなみと持ち物チェック。

(身だしなみ)

シューズブルックスハイペリオンMax。プレート無しで185g(25.0)。

ランシャツセイスカイのシンクレット。黒地にピンクのウミガメが気ままに泳いでいる。

パンツノースフェイス。腰の周りに沢山ポケットが有る。

インナーパンツシースリーフィット。メッシュ生地で中殿筋コンプレタイプ。

靴下イトイエックス。和紙製なので汗や雨で蒸れない。

キャップシエル。トレラン用でつばが跳ね上がるタイプ。

サングラスウベックス。最近買ったばかり。サイドからの日差しも遮る。

※いつも着用するカーフサポーターは今回使わない。自分は自転車ロードレースの後遺症?で無駄に発達した脹脛の筋肉が攣りやすい。なので、筋肉の振れ防止と着圧効果に期待して御守り的にカーフサポーターを着用してきたけど、今回は、走り込みの成果に期待して、試験的にサポートレスにした。

(持ち物)

チャレンジャーパワーリキッドパラチノースマグネシウム40g他含有113kcal。緑には+カフェイン入り。初めての使用。ヨドバシドットコムで10%ポイント還元を入れると200円を割る安さ。

黒糖わらびセブン&アイ系列店で買える。131Kcalで100円ちょっと。さっと出しやすくプルっと喉こしも良い。大体一緒に並んで売っている羊羹よりも使いやすい。

アミノ3900。サンドラックオリジナル。アミノバイタルゴールドのコピー版で約半額。

コムレケアゼリー。水無しで飲めて錠剤よりも使いやすく携行しやすい。

ボルタレンローション。効能はロキソニンと同様。小さいので携行しやすい。

 

~~大会当日~~

【 ホテルで 】

起床は4時。5時(スタート4時間前)までに朝食を済ます。朝食はおにぎり2個、みたらし団子3本で計720Kcal。

あ、オレンジジュース買うの忘れてた。

テーピング。朝食をとったら足にテーピングを施す。黒爪対策を主に、足底アーチのサポート靴擦れマメ対策に。今回は脹脛へのテーピングは無し。

①黒爪防止に全ての指にグルっとテーピング。以前は親指が死ぬことが多かったけど、最近は人差し指や中指が多い。師事を受けていたパーソナルトレーナーによると、走りでの重心の抜けは親指(母指球)よりも中心に近い人差し指辺りで抜けていったほうがベターとのこと。

足底アーチのサポート。50ミリ幅のキネシオテープを半分にカットしてV字に。以前はさらに半分にカットして4本の熊手のようにしていた。これ、母指球のズレによる水膨れ防止にもなる。

シューズの中で足ずれ防止に。自分はゴムのストッパーがついた靴下は履き心地が好きではないので、このテーピングがストッパーの役目となる。それと、汗蒸れや雨濡れによるマメ防止にも効果的

①②③全てを施すことで、シューズのフィット感が高まり、結果、トラブル防止になる。

【 移 動 】

・ホテルチェックアウトは6時5分。雨が降っていた。シャトルバス始発6時15分の5分前にバスに乗るつもりが丁度満席となり、2番手バスに乗車して6時17分出発。

・会場到着は7時15分。いつも1時間位かかる

 バスから降りても雨は止まない。駐車場は会場前と近く一般参加者駐車場と一緒。

・会場の県立榛名公園に入ると直ぐに、フィニッシュゲート。いつもゲート越しに観える榛名富士も、今年は雨と靄に隠れていた。

・会場では、上武大学の幟が。ボランティアでマッサージ等のケアをしてくれる。感謝。

・事務センター?前の軒先に7時30分頃一人陣取り

【 整 え 】

・ウォーミングアップ。目的はトイレ(大)対策。2㎞位必要かなと思ったけど下剤効果で500m位でトイレへ。結果、これが最後のお通じだった。

・荷物預けはスタート30分前に。事前にビニール袋に入れるとかの必要はなく、年代別に分かれた受付で、用意されていた荷札に自分のゼッケン番号を書き込み、リュックに結び付けて預けるだけ。

・スタート位置まで移動。100均カッパの袖は切り落としたけど、フードは残しておいて良かった。スタートまでずっと頭から被って雨を凌ぐことが出来たから。

【 レース展開 】

・スタートは9時。天候は雨、寒いとまでは感じなかったけど、後で17度だったと確認。ついでに、正午過ぎの気温は15度だった。

そりゃ、「今日は低体温症に気をつけてください!」ってアナウンスするよね。

コースは1周8㎞を5周するけど、距離合わせに1週目は会場を外周してから周回コースに入る。

入りの1㎞は下りの方が長かったように思ったけど、5分/㎞と体感より遅い

ペース設定としては平均で5分/㎞。結果フィニッシュタイムは3時間30分が最高期待値。

そのためには、最大難所のまっすぐ2㎞続く上り坂は5分30秒〜6分/㎞に落ちるとして、残りの6㎞を4分50秒/㎞ペースで走ることになる。

1週目は何とか設定ペースで行けたけど、意外と上り坂がキツく感じた。昨年走った時とそんなに変わらなくて、去年の倍以上走り込んできたという期待が不安にさえ思えた。

2週目に入ると早々に軌道修正を迫られ、5分10秒/㎞ペースで3時間40分フィニッシュに変更。でも、意識して股関節をスイングするようにしたら、リズムが出てきて楽になってきた。

このコースは起伏ばかりなので、ラップが安定しない。走った後で発行された記録証から周回ごとのラップ(速さ)を確認。

1週目5分3秒/㎞・2週目5分13秒/㎞・3週目5分21秒/㎞

4週目5分32秒/㎞・5週目5分41秒/㎞

なるほど、なだらか?にビルドダウンしてた。

理由は、同じ上り坂を周回する度にペースダウンしたから。直線2㎞で80m登る坂は最後300mからの勾配がキツくて、最終回では瞬間7分/㎞位まで落ちた。他にもはっきりした上り坂が2か所あり、周回を重ねる毎にキツさが増した。

上りでの遅れは下りで取り戻せば良いのだけど、傾斜がきつくて転げそうになるから、上手く切り返すことが出来ずペースを上げきれなかった。

【 補給・ケア 】

・給水は、ゼネラルの給水所全てでとったけど、給食は目の前にしないと分かりづらくて、走りながらでは取れなかった。

だからか、給水所はコースの両脇にあって、「速い人」の表示がある右側は水とスポドリのみ。左側には飲料と給食があって、立ち止まることを想定した設営になっていた。因みに給食メニューは事前に案内されていた。

結果、給食は取れなかったけど、何度もとったコーラは効果があった感じ。

・携行したジェルは周回が終わる都度とって、塩タブレットは2種目から周回途中でとり、結果ガス欠状態や低体温症等にはならなかった。

 1週目:チャレンジャー赤→2週目:わらび餅  

  →3・4週目チャレンジャー緑(カフェイン入り)

・ケアでは、4週目に入った32㎞辺りで右脹脛に少し強張りを感じた時点で、コムレケアゼリーを服用。さらに、最終回に入った37㎞辺りから、右脹脛に電気が走っては消えるようになり、39㎞辺りで一瞬止まって脹脛にボルタリンローションを塗り込んだ。その後は違和感無くフィニッシュ。

汗と雨で濡れた身体をサッパリしたければ、榛名湖温泉の「ゆうすげ」に250円で入浴出来て、参加賞の金券も使える。以前、会場から送迎バスが出ていた時は利用したけど、今は自主移動で、たった1kmなのに、フルマラソンを走ったばかりの脚が向かない。

【 走り終えて 】

・完治宣言していたとはいえ、故障していた左臀部の梨状筋に不安はあったけど、最後まで痛みも張りも感じなかったことが、最大の収穫。

足攣りや痙攣によるストップもトイレ立ち寄りロスも無かった。フィニッシュした後での足攣り(いつも頻繁にある)も無く、足指の黒爪の兆候も全く無い

・脚が最後まで持ったのは、リディアードトレーニングの主たる有酸素走で時間距離を踏んできたことに違いないけど、股関節の動きを活用したフォームで走られたことも大きい。

起伏ばかりのコースを、上りでは上下に、下りでは回旋するように股関節をスイングさせることで脚を運び、脚筋力を極力稼働させないように意識した。

そう出来たのは、今年の元旦から毎日続けている、タバタ式腸腰筋レーニンの賜物。

・フィニッシュタイムは期待値を達成できなかったけど、つくばマラソンでの最低目標3時間30分はクリアできる感触を得られた。

【 帰 路 】

・会場からはシャトルバスで高崎駅まで。バスは満席にならないと出発しない(去年は30分位待った)けど、丁度、自分が乗車したところで出発。いつもなら昼食で使う参加賞の金券を忘れてきたので、バスの中でランチパックにパクつく。

高崎駅からは、途中経由の浦和まで、特急列車「草津・四万34号」を初めて利用した。その名のとおり、長野原草津口駅上野駅を土曜休日に3往復する5両編成と短い特急列車。全席指定で特急料金1,380円と新幹線より1,000円安く、時間も10分くらい遅くなるだけ。

お試しで利用してみたら、車両は見かけより新しく機能面で不満は無かった。何より空いている。

浦和駅からは在来線を乗り継いで5時半頃帰宅。

ラソンのゴールは、家に無事戻るまでっていうけど、途中、乗り換え駅の階段で、若干大腿四頭筋に張りを感じたものの、スタスタ歩けたのも安堵。

榛名湖マラソン、楽しかったぁ。